2度目のmy home*

ごく普通のサラリーマン家庭の我が家が2度目の家を新築するまでのお話とその後の記録です。

決め手は住宅ローンのエキスパートとの出逢い。

 住み替えに向けて本格的に動き出した私たち。
売りに出した家は、内覧に来るお客様が時々ありながらも具体的な話にはならず、時間が経てば経つほど売れにくくなるので早めに値下げをと、不動産会社から言われていました。

ちょうどその頃、私たちは運命の出会いをしていました✨
今住んでいる家を『売り建て』という形式で販売していた不動産会社の営業マンです。

いつものように、実家でキープしておいてもらった住宅情報のチラシを頼りに見に行ったのは、ここはないだろうけど…とあまり気乗りはせず見に行った分譲地でした。

その理由は、あまり聞かない会社だったことと、チラシに掲載されていた分譲地の用途用地という項目が、住居専用地域ではなく準工業地域と記されていたからです。
詳しいことはわかりませんでしたが、なんとなく周りに工場がたくさんあって静かな住宅街ではなさそう…と環境に不安を持ちました。
でも場所は実家から一駅ほどで見てみる価値はあるかなと軽い気持ちで行くことに。

20軒ほどに区画された分譲地に5軒ほどはもう建っていて、奥のモデルハウスを案内してもらいました。
聞いたことのない会社だったので期待はしていませんでしたが、外観も中もほかでたくさん見て来たステキな家と見劣りしないステキな家でした。

が、何より私たちが好感を持てたのは営業の方です。全然押し付けがましいことは言わないし、逆に売る気あるの?と思うくらいゆるい姿勢。でもとても落ち着いた丁寧な対応に私たちは安心して自分たちの事情を話すことができました。
するとすごく親身になって住み替えの進め方を一緒に考えてくれて、最後は「こちらから営業の電話などをすることはないので、何か気になる事があれないつでもまた来て下さい」と。

まったく知らない会社でしたが隣の市にあり、地元では有名なところでした。私たちが決めた時も地元の分譲地と並行しての建築ラッシュだったので、大工さんの手が足りないということもしばしば…。

引っ掛かっていた用途用地ですが、準工業地域というのは住宅にも影響のない倉庫代わりのような工場が主で、確かに分譲地の隣に大きな貸倉庫がありましたが何度訪れても静かなものでした。

もう一つ惹かれたのは、その建築会社の設計士さんが同世代の女性で、女性目線(主婦目線)で動線を考えた作りや工夫があって、妙に説得力がありました。


その後も何件かほかの物件も見て回り、ステキな家をたくさん見たり話をたくさん聞きましたが、最終私の心にも夫の心にも1番残ったのはゆるい営業マンと女性設計士さんのあの家でした。
価格帯もなんとかなりそうな…。

そして本格的にそこでもう一度相談してみると、営業の方が銀行に精通していて住宅ローンについて詳しい詳しい❢職業柄当たり前なのかもしれませんが、たくさんの営業マンと話してきたけれどここまでマニアックな人はなかなかないなと思うくらいの知識でした。

他業者で売り出し中の旧家についても、すでにチェック済みで、私たちが価格を下げていたことも知っていて、とりあえずこれよりは下げないで様子見てくださいとの指示。

住み替えの難しいところは、業者が別だった場合、売れるタイミングと新居の完成のタイミングがずれると、仮住まいをしなくてはいけないということが起きることです。そうなると余分な引っ越しをしないといけないし、余分な家賃がかかって大幅にコストが増えます。
そうならないように契約してからも、進め具合を調整したり、売り出し中の家の動向もマメにチェックしてくれたりととても手厚かったので、安心しておまかせできました。

ローンを通すためには、いくらで家が売れるかがかかってくるので、他業者との売り出し契約に期限を設け、それを過ぎた場合は新居の建築会社が下取り価格(売り出し価格より300万程下がりました)で買い取ってくれることになりました。
こんなに売れない家を買い取って新居を建ててくれるなんて…✨
感謝しかなかったです。


結局期限内に買い手は付かず、旧家はそこで買い取ってもらう形で落ち着きました。
ローンのエキスパートのおかげで無事にローンも通り、金利も前の家の時よりもぐっと下がってラッキー続き。
営業さんと女性建築士さんと私たち夫婦で、前のローンを完済しに行ったり、新たに組むローンの銀行へ行って手続きしたり。
夫婦だけでは絶対わけわからなくてできなかった手続きがサクサク進み、すごく楽しかったのを覚えています。
銀行の裏話なんかもたくさん教えてくれました。
マニアック過ぎてもうすっかり忘れてしまいましたが(笑)

もちろん前の家は予定よりも大幅に下がった下取り価格なので、それだけで前のローンを完済することは出来ず、600万くらい残ってしまったかな…💧
それを新しい家のローンに上乗せして1つのローンにしてもらって審査に掛け通ったということです。
上手く交渉してもらってそういう流れになりましたが、1つにまとめることが出来なかったり、金利が優遇されなかったり、銀行によっていろいろのようです。
今回は1番いい形で落ち着いたのだと思っています。


そんなこんなで、建て売りの一軒目では経験出来なかった『家を建てる楽しみ』を思い切り満喫して建てた2軒目のお話、また思い出して書いて行きたいと思います(^-^)


そうそう、下取りしてもらった前の家も
、無事にすぐ売れたとのことです🎵